| ≪鹿児島1≫ 広島市南区 河本 肇さんの手記 『鹿児島 温泉銭湯はしご旅』 わずか60分。ここは、南国鹿児島。桜島、霧島といった火山があることからもわかるように温泉天国。しかし、鹿児島の市内にも温泉がたくさんあることはあまり知られていない。 240ヶ所の泉源をもつ温泉都市なのである。街中から銭湯がなくなっていく中で、 しかも温泉の銭湯があまたにあるなんて、広島では考えられない。 最初に目指すのは「太陽ヘルスセンター」。ここはスーパーの2階。まだ昼前というのに、近所のお客さんで賑わっている。源泉のお湯がじゃんじゃんあふれ出ている。値段は330円。多くの銭湯はこの値段。これで本物の温泉が味わえるのだから、鹿児島の人はうらやましい。 鹿児島ラーメンでお腹を満たして、次にめざすは西郷隆盛終焉の地の隣に位置する「天然温泉湯乃山」。世間で話題になっている塩素殺菌、循環式の温泉とはかけ離れた、源泉掛け流しの見本ともいうべき所だった。浴槽に1人浸かる。街の雑踏とは無縁の素朴な温泉だった。さて、温泉めぐりは一段落。 次はおやつタイム、知る人ぞ知る天文館むじゃきの白熊。かき氷といってしまえばそれだけだが、 その大きさ、デコレーションには脱帽。今日の宿はちょっと足を延ばして砂むしで有名な「指宿温泉」へ。1日の疲れをいやして明日に備えた。 ![]() 2日目のスタートは「中村温泉」。街中にあるにもかかわらず、カランからも湯の花が出るという正真正銘の温泉。 そして、しばしフェリーの旅。煙吹き上がる桜島に上陸。まずは、「さくらじま荘」へ。茶色のお湯は、これまたまぎれもなく温泉100%。 1泊2日6個所、駆け足の温泉銭湯はしご旅、そのフィナーレは「古里温泉」。神が宿っている伝説があり、聖域を汚さないために白い浴衣を着ての入浴。斜行エレベーターで海岸べりの露天風呂へ。錦江湾というすばらしい借景をいだいた温泉は、何ともいえない至福の時間を与えてくれた。 (河本さんの行程) |